アーカイブ

熟年離婚増加の真相

九七年に三洋証券、山一証券、拓銀が破綻し、終身雇用制が崩れると、会社にアイデンティティーをおくことができなくなった男性のアイデンティティー喪失があらわになった。会社にアイデンティティーを求めることのできない(あるいはしない)フリーターは八二年には五〇万人だったが、九七年には一五〇万人をこえている。こんな中で熟年女性は、夫をアイデンティティーにすることに空しさを感じ、子育てを終えて、自分らしく生きることや自分のアイデンティティーを見つけることをスタートさせた。そして、自分を縛ってきた「終身結婚制」という鎖をはずすことになったのである。これが熟年離婚増加の真相であろう。つまり明治以来、男社会のつくってきた規範にゆらぎが出てきたことで女性が、結婚を(夫を)アイデンティティーとできなくなった。そしてしなくなった結果が熟年離婚なのである。妻がいなくては日常生活ができず、会社をアイデンティティーとしている男性と、男性(夫)のかせぎと出世をアイデンティティーとしなければならない女性の相互共依存関係のうえに成り立ってきた「結婚」は、終えんを迎えたということだろう。これからは男女が話しあい、自分らしさの僕界をもったうえで、お互いの生活を共存できる新しい結婚の概念をつくり出す時代である。しかし残念なことは、自分らしく生きる道を見出せず、結婚をアイデンティティーとしてそれにすがり、別れられない若年層の女性が多いことである。

[結婚関連サイト]
表参道の結婚式場南青山ル・アンジェ教会
http://www.le-anges.gr.jp/
東京南青山の教会挙式
http://www.le-anges.gr.jp/chapelle/wedding.html