アーカイブ

シンクパッドのキーボード

シンクパッドのキーボードは、アルミ製のベース部分の縁を折り返して、お皿状に加工してある。その理由は、万一キーボードに飲み物をこぼしたときでもパソコン内部にできるだけ影響を及ぼさないようにするためだ。もちろん、ジャブジャブとこぽしたときに完璧に大丈夫だというわけではないし、また少量であってもトラブルが起こらない保証があるわけではない。だから、IBMとしては、特にPRをしていないのだろう。しかし、このコダワリには惜しみない拍手を送りたい。たとえば、出張先でパソコンに飲み物をこぼしても使える可能性が高いと考えるなら、これはもうシンクパッド以外買えなくなってしまう。他のメーカーでも同様の処理をしている機種があるそうだが、全機種に採用しているのはシンクパッドだけであろう。どんなにすばらしいキーボードを作ったところで、パソコンを選ぶ段階で、それが万人に受け入れられることはない。だが、メーカーが良心を見せれば、商品のウリは確実に浸透するのだ。IBMは、最終的なブランド確立のために、機能や処理速度に加え、キーボードを大きなウリとして、ポリシーで開発しているのである。